兄に心抱かれてしまった話。きゅんきゅん。
尊敬してやまない兄がいる。彼は実の兄ではない。
ただ、彼は私を「可愛い妹」として接する。
「妹」と言いながら「今日も美しいねぇ」とさらっと言う。恥ずかしげもなくストレートに言ってくる。
もちろん本当の兄ではないので
ちょっと緊張する。
「えっ?」ってびっくりする。
そして照れる。でも悔しいから
「ありがとうございます。」と真顔で言う。
別に全然動揺もしてないですよ、みたいなスタンスで言う。
そして
「●●さんも、今日も素敵ですね。」なんて言ってみる。
彼は「そうなんだよ~実は昨日のお客様にも自分の娘の婿になってほしいって言われちゃって。」なんて言う。
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・・・・
・
くそ。
はい、あの人は素敵な人なんです。
一周回って
可愛いです。
はい、私はそんな兄が大好きなんです。
きゅんきゅんしてました。
(兄ならそういうのやめてくれないかな。
好きになっちゃうじゃん・・・)←もう心はとっくに奪われている私・・・
なんて思って過ごしてました。あ、前の職場でのお話です。
どうしようもない。もう、こればっかりは。
彼は
・大好きな人
・頼りがいのある人
・大事な人
でした。私も彼を「兄」と思っています。
おちゃらけた方でしたが本当に素敵な方でした。もちろん、今もだと思います。
最近はお会いしていないので近況はわかりません。が、おそらく今日も誰かの心をつかんで笑ってると思います。
笑
好きだったなぁ。あんなに人のことを思えて動ける人はいなかったなぁ。
彼はすごくすごくすごーーーーくもてる人でした。
チャラチャラはしてないです。
そんな彼の忘れられない言葉があります。
「どうやったらあの気難しそうなお客様に満足して帰ってもらえるだろうか」
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・・・・
私には
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衝撃
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でした。
え?なぜかって?
理由は明確には表せません。が、心がざわっとしたのです。
「お客様のため」だとか
よくそういうフレーズを聞きます。が、なんかそれって「嘘くさい」なぁって
私は思っていたんだと思います。
みなさんはどうですか?
お客様のため、と思ってお仕事されていますか。
もしそうならシンプルに素敵だなぁと感服します。
ただ、私は、そんな風には思っていませんでした。
「仕事は疲れる」
「できれば早く帰りたい」
なんてゲスイ心を持っていました。(すみません)
まして気難しいお客様がいらっしゃるものなら
「あーーー今日は疲れるぞ。」とか
言葉に書き起こすと
正直っていうか・・・
なんかひどいですね。
自分の正直な気持ちにちょっと落ち込んでしまいます。
未熟だなぁ、というか。
まぁ子供ですね。
でも彼は違いました。彼だけは.
どんなお客様が来ても彼だけは。
お客様を心底愛していました。
すごくないですか・私には衝撃でした。「え、仕事ってそういうもんなの」って思いました。
心からこの人はそんなことを思っているの?
別に偉そうにもしてないんです。ナチュラルに考えてこれなんです。
閉店ぎりぎりまでお客様がいらっしゃったりすると
「あーーーー帰るの遅くなる。」とか
「早く帰らないかな。」とか
思いません?(すみません)
でも彼はそういう考えに対して
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怒り
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すら感じていたようです。
お客様はもしかしたらすごくお疲れでやっとの思いでこのレストランまで来て
「美味しいものが食べたい」と思って
ここに来てくださってるかもしれないのに。(どんな事情があれ私たちのレストランを選んでくださっている)
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なんでそんな失礼な考えになるのか意味不明。
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と。
すみません、それ、私です・・・・・・・・。
何故、彼がそういう思考に至ったのかはまたいつか・・・。(→えぐる、突くの記事見てね)